坪島土平作 茶碗入荷いたしました

七ツ堂スタッフのコメント

先日買い取らせていただきましたお茶道具類の中に坪島土平作の茶碗がございましたのでご紹介させていただきます。

坪島土平は大阪市出身で17歳の時に川北半泥子を師事し陶芸家の道に進んでいきます。

東の魯山人、西の川北半泥子と評されるほどの人物である半泥子から愛弟子として寵愛され、半泥子の死後に半泥子の窯である廣永窯を継承し独自の作品作りに励みました。

半泥子の精神を継承しながらも独自の解釈で用の美として、料理を美しく盛る為の食器を製作して行きます。

これが晩年に完成した土平ならではの作品になります。

また幅広い作域を持っていることも特徴です。

志野、織部、朝鮮唐津、伊賀等を手掛けており、特に絵付けには評価が高く赤絵、色絵、染付など作風の幅は広く数多くいる陶芸家の中でもその作品の種類は多い方です。

近年相場が下がり続けているお茶道具ですが、七ツ堂ではお稽古用の物から作家物まで幅広く買い取らせていただいております。

形見分けの前のご相談でも構いませんのでどうぞお気軽にお電話ください。

一点一点拝見させていただきお客様に合った売却方法や、取っておくべき物などの仕分けも一緒にご相談させていただきます。

箱がない裸の陶磁器類でも中には高額査定になり得るお品物もございますので、まずはご自身で判断して処分してしまう前に是非御用命のほどお待ちしております。